ピロリ菌から胃を守るために

生検によるピロリ菌の検査

生検によるピロリ菌の検査 ピロリ菌の検査は、内視鏡を使って採取した組織を使ってする生検と呼ばれる検査と、内視鏡を使わない検査があります。
生検とは生体検査のことです。具体的には、内視鏡などを使って胃や十二指腸などから、細胞を採取してその中にピロリ菌などがいるかどうかを検査します。
また、内視鏡を使わない方法には、抗体測定法、尿素呼気試験、便中抗原測定などがあります。内視鏡を使った生検では、迅速ウレアーゼ試験、鏡検法、培養法があります。
いずれも、内視鏡検査の際に採取した組織を使いますので、患者さんは内視鏡検査のときに組織をとられるだけです。迅速ウレアーゼ試験は、採取した菌をつかって、ピロリ菌が持つ酵素の働きで作られるアンモニアの量から菌の有無を調べます。
鏡検法は採取した組織を染色して顕微鏡で観察し菌の有無を調べます。培養法はその名のとおり、採取した組織を培養し、菌がいるかどうかを調べます。
これらの検査は一人だけでなくいくつかを組み合わせることで、よく正確にピロリ菌の感染の有無を調べることかできます。

ピロリ菌が気になる方は専門医に相談しよう

ピロリ菌は主に食べ物や飲み水を経由して感染すると考えられており、強い胃酸の中でも活動できる細菌のことを指しています。
残念ながら目立った自覚症状が無いため、ピロリ菌に感染している多くの方が感染していることに気付いていません。ですが、感染したままにしておくと慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんの発症リスクが高くなるとされていますので、除菌をすることが大切です。
除菌をする方法として乳酸菌LG21が配合されているヨーグルトを食べるのも良いですが、完全には除菌できないため医療機関を受診するようにしましょう。
治療薬を服用することで除菌を行いますが、1回の治療で成功する確率は70%程度となっています。1回目の治療で除菌できなかったピロリ菌については別の治療薬を服用して細菌を死滅させます。
どういった医療機関を受診すれば良いのか分からない方はピロリ菌を専門とする外来があるのでそちらを受診することをおすすめします。専門医が治療に関する方法や副作用などについて詳細に教えてくれます。
尚、最近では薬に耐性を持つ細菌も増加傾向にありますので、気になる方は一度専門医に相談するようにしましょう。