ピロリ菌から胃を守るために

ピロリ菌は75℃1分以上の煮沸で死滅

ピロリ菌は75℃1分以上の煮沸で死滅 ピロリ菌は、胃に住みつき胃炎、胃潰瘍、胃がんの原因となる怖い細菌です。
この細菌の主な感染経路は経口感染です。
つまり、飲み物や食べ物から感染するということです。
特に上下水道の普及率が低く、衛生状態の悪い地域では、ピロリ菌の感染率が高いことが判っています。
その点日本の上下水道は、世界最高水準であるため、水道水を介して感染する確率は低いといえます。
しかし、井戸水や湧水を介した感染には注意する必要があります。
美味しい井戸水や健康に良さそうな湧水を安全に飲むためにはどうすれば良いでしょうか。
ピロリ菌は、短時間の加熱消毒で容易に死滅することが判っています。
日本のガイドラインによると、75℃1分以上の煮沸で完全に死滅するとされています。
これから暑くなると、水を口にする機会が増えます。
喉が渇いたからといって、生水をがぶ飲みすることは避けた方が良いでしょう。
ひと手間かけて、煮沸消毒した水を準備しておけば、ピロリ菌に感染するリスクを低くすることができます。

胃の病気にもなりにくいピロリ菌の正常値

ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍を始め、その他に胃がんの危険因子として、日本人に特に感染されることが多い菌の一つです。
一度、感染してしまうとそれを除菌しない限り棲み続け、胃がんの発生率においても除菌しない場合は3倍も高くなる特徴があります。
また60歳以上の高齢者になると8割以上の方が感染している実態も見られます。
その検査方法としては医療機関や保健機関などでも専門的に抗体検査を行なってくれたり、人間ドックなどでも検査項目の一つとしてピロリ菌の抗体検査が行われることも多いです。
その抗体検査の方法としては人体より採血を行い、その血液に含まれるピロリ菌の抗体量を検査することで、ピロリ菌に感染しているかどうかを調査する方法となります。
実際に陰性である正常値は9.9U/ml以下となり、感染の疑いがある陽性の場合は10.0U/ml以上となります。
ちなみにU/mlは液体1mL中の抗体量を示し、仮に正常値で無かったとして陽性の場合でも、抗生物質の投与で除菌を行なうことで治療できます。